スキー・スノーボードウェアの選び方3:ミッドレイヤー(中間着)編


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はじめに

今回の記事では、前回に続いて、ミッドレイヤーすなわち、ジャケットとインナーの間に着用する中間着の選び方について説明します。

その1:レイヤリング(重ね着)の基本
その2:アウター(ジャケットとパンツ)編
その3:ミッドレイヤー(中間着)編←今回
その4:インナー(肌着)編

なお、ミッドレイヤーとは2層目のことですから、上着だけでなく、パンツにもミッドレイヤーは考えられるのですが、通常のゲレンデレベルの環境では、パンツのミッドレイヤーは履かなくて済むことがほとんどですから、この記事では、ミッドレイヤーとして上着のみを想定します。

デザイン

スキーやスノーボードをする時には、ミッドレイヤー(中間着)は外からは見えませんが、食堂等で休憩する時にはジャケットを脱ぐことも多いですから、ミッドレイヤーとは言えデザインは重要といえます。

しかし、ミッドレイヤーはかなり機能重視で選んだ方が良いと言えます。

ウィンタースポーツの場合、寒い中で運動して汗をかきます。さらに、朝・昼・夕と温度差があったりするものの、いちいち着替えてもいられないので、温度調節は非常に難しいです。

したがって、高機能フリースや高機能ダウンが一番効力を発揮するところですから、デザインを重視しすぎて機能を後回しにしないことが重要です。

求められる機能

防風性・防水性は不要

レイヤリングにおいて、防風・防水はアウターの役目であり、適切なスノージャケットを着ている限り、基本的に風や雪はウェア内部に侵入してきません。

したがって、ミッドレイヤーにおいて、防風性・防水性は特に必要ありません。

また、アウトドアブランドのフリースなどは、アウターとして着ることを想定していませんから、そもそも防風防水性はないのが通常です。

時々、アウトドアブランドの高価なフリースを買ったけど全然暖かくないと不満を聞くことがありますが、寒い中でアウターとして着ることは基本的に想定されておらず、防風防水のアウターに閉じられた内側に着ることで真価を発揮するものです。

保温性は重要だが

アウターのハードシェルで水や風がウェア内部に侵入するのを防いだら、その中に空気の断熱層を作って体を保温するのがミッドレイヤーの一番の役目となります。

したがって、ミッドレイヤー選びにおいて保温性というのは非常に重要となります。

しかし、保温性が高ければ高いほど良いウェアなのかと言えばそうとは限りません。

スキーやスノーボードにおいては、リフトの上では止まっていますが、体を動かしているのが通常ですし、休むときは食堂などの暖かいところで休むので、それらを考慮した上で選ぶ必要があります。

タウンユースの厚手でもこもこしたフリースなどは暑くなりすぎてしまうので注意が必要です(その厚手の生地が大量の汗を吸ってしまうのが一番避けたい状況)。

速乾性が最重要

ミッドレイヤー選びにおいては吸汗・速乾性が肝となります。

ゲレンデのコンディションは、朝・昼・夜と変わり、また、リフトやゴンドラで上がった山頂や滑り下りてくる標高の低いところでは、気温は全然違います。

しかし、通常のゲレンデレベルのスキーやスノーボードの場合、登山のようにリュックでウェアを運んで、状況変化により着たり脱いだりというのはあまりしません。

同じ格好で初めから終わりまで対応しようとしますが、どうしても無理があって、昼頃には結構汗をかいたりします。

したがって、ミッドレイヤーが吸収した汗をすぐに乾かしてくれるかどうかが、一日を快適に過ごせるかどうかにかかっています。ミッドレイヤーの速乾性が低いと、ジャケットの内側がムレた状態で午後の半日を過ごすことになります。

そして、そこそこの保温性を維持しながらもいかに速乾性を高めるかこそがアウトドアブランドの腕の見せ所で、保温性と速乾性の両立したミッドレイヤーほど、高価な商品となります。

動きやすさも重要

スキーやスノーボードもスポーツですから、着ていて動きやすいことが重要です。

速乾性と同じ話になりますが、厚手でもこもこしたものではなく、適所にストレッチ素材を配した複合フリースなどが保温性・速乾性を満たしつつも、動きやすくてお勧めとなります。

フリースかダウンか

ミッドレイヤーに関しては、結局フリースか薄手のダウンかの2択になります。

そこでそれぞれの特徴を比較してみると下記のようになります。

フリース ダウン
保温性
速乾性
動きやすさ

このように、ダウンというのは暖かいのですが、ストレッチ性はなく、また、汗を吸った場合の速乾性が致命的に悪いため、スポーツシーンにおいてはあまり使い勝手がよくありません。

その点、フリースは、保温性も速乾性もそれほど優れており、また、適所にストレッチ加工をしたフリースジャケットなどは非常に動きやすいです

そして、休憩時には食堂等で過ごすゲレンデレベルのスキーやスノーボードにおいて、速乾性や動きやすさを犠牲にしてまで保温性が求められる状況というのはまれだと思います。

したがって、本サイトでは、ミッドレイヤーとしてはフリースジャケットを推したいと思います。

価格帯

上述したように、ミッドレイヤーとしてフリースは、機能性重視で性能の良いものを買うのが大事です。

ユニクロ等に行けば暖かいものが千円程度で買えますが、アウトドア用でないと、午後は汗びっしょりのまま過ごすなんてことになりかねないので、一日を快適に過ごすためにアウトドア用のものを着ることをお勧めします。

目安としては、7000円から20,000円程度となると思います。まあ、1万円から2万円として問題ないのですが、量販店に行くと、型落ちモデルが7、8千円で売っており、そのくらい出せば十分良いものが買えます。

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具体的な確認ポイント

ここでは、具体的にフリースを試着したときの具体的な確認ポイントを説明します。

フィット感

まず、アウトドア用のフリースジャケット選びにおいてはフィット感が一番重要となります。

アウトドア用フリースは、動きやすさや速乾性を考慮しているため、厚手ではなく、むしろ薄手です。

しかし、だからと言って保温性が低いのは論外で、そもそも保温性こそがミッドレイヤーの目的です。

では、そこでどのような工夫がなされているかというと、動きやすさとも関連しますが、ストレッチ素材を使用したり立体裁断で、体にぴったりとフィットして、隙間風が入ってこないようにして保温性を高めています。

したがって、タウンユース用のフリースと比べると、ちょっときついかなくらいのピッタリなフィット感を確認し、そして、袖口や襟元(ジッパーを上げた状態)のフィット感もしっかり確認します。

動きやすさ

次に、腕を回したりして動きやすさを確認します。スキーやスノーボードといった活動をするために着るものですから、動きやすくなくては始まりません。

とくに、高機能フリースの多くは、脇回りなどにストレッチ素材をしているものが多いですから、フィットしつつも動きやすいかどうかをしっかり確認します。

素材

素材については、正直各メーカーが独自開発の様々なフリース素材を出しているので、アウタージャケットのようにゴアテックスが良いですと言ったようなお勧めはありません。

どのブランドのものも保温性・速乾性・動きやすさを何とか両立しようと工夫しています。

もっとも、アウトドアブランドは通常2~4種類程度のフリースジャケット製品を出しています。

同じブランドで何が違うかというと、厚手で保温性と高めた物から、少しずつ薄手にして動きやすさと速乾性を高めていく、複数のラインナップがあります。

その場合に、スキーやスノーボードでは、中間からやや薄手のものが丁度良いと思います。

登山と異なりゲレンデでは、動かない時は暖かい食堂等に行けるので、体を動かしている時の快適性を優先してやや薄手の製品を選ぶのがお勧めです。

おすすめ

アウトドア用のフリースは無数にあって、中々優劣はつけづらいところかと思いますが、鉄板と言われる商品が2つあるので紹介します。

ネットでお勧めフリースを調べてもほとんどがこれを紹介し、実際この2つのどちらかを買っておけば、ゲレンデレベルのアクティビティで後悔することはないでしょう。

後悔することがないどころか、アウトドアにあまり詳しくない人は感動すると思います。

ゲレンデレベルのレジャーとはいえ、朝昼夕と気温変化が激しく、しかも寒い中で汗をかくという複雑な状況ですから、ミッドレイヤーは本当重要で、ここだけはいいものを買うのをお勧めします。

Patagonia R2ジャケット

Mont-belle クリマエアジャケット

まとめ

ミッドレイヤーとしては保温性の確保が最大の役割となります。

しかし、暖かければよいのかというとそうではなく、動きやすくかつ速乾性の高いものでないと状況変化の多いゲレンデでは一日を快適に過ごせません。

薄手で動きやすくしつつも、フィット感を増すことで保温性を維持し、かつ、速乾性に優れた素材を使用した高機能フリースがお勧めです。

フリースは、商品としては無数にあるのですが、アウトドアブランド製で7,000円から20,000円程度のものを買えば間違いない物が買えます。

迷ったらパタゴニアのR2が最強です。

終わりに

今回は、スキー・スノーボードウェア選びのその3として、ミッドレイヤー(中間着)の選び方を説明しました。

フリースなんてユニクロの1200円のもので十分と言う意見も根強く、年に1,2回しか行かないのであればその通りかもしれません。

しかし、ミッドレイヤーは、値段相応の価値をもっとも感じやすいウェアでもありますから、是非試着して考えてみるのをお勧めします。

ここだけは、初心者でも最初からいいものを買った方がよいと思います。

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