スキー・スノーボード用の簡易ワックスの選び方


はじめに

スキーやスノーボードを始めたばかりの初心者の中にはワックスなしで滑っている人もいるかもしれません。

しかし、スキーセンターなどで、スキー板やスノーボードにスプレー缶みたいなものでワックスを塗り込んでいる人を見て気になっている人も多いと思います。

とは言え、ショップに行ったりネットで探したりすると、簡易ワックス製品は大量で出てきて、どれを買えばよいのか初心者には分かりにくいかと思います。

そこで、この記事では、スキーやスノーボード用の簡易ワックスについて解説したいと思います。

簡易ワックスといっても、本当に簡単なものから結構手のかかるものまで何段階かあるので、シンプルなものから順を追って説明したいと思います。

なお、より本格的なホットワックスに関しては下記の記事にまとめたのでそちらをご参考ください。

スキーやスノーボードのホットワックス入門

スプレータイプ

スプレータイプが一番簡単なタイプ。

その中でも有名なのが下記のガリウム製のGENERAL F220。

この製品は、スプレータイプといえ、吹きかけるのではなく、虫刺され用のムヒみたいに本体の先端を押し付けて塗り込むだけですが、フッ素入りのため、春スキーなどでは間違いなく効果を実感できます。

しかし、接着剤のように塗り込むときは液体でもしばらくすると硬くなるとかそういう性質は無いので、塗りやすいけど剥がれて効果がなくなるのも早いという製品です。

半日持つかどうか怪しいので、朝だけでなく昼食後も塗った方がよいと思います。

ペーストタイプ

これは、ペースト状になっているため、スプレータイプから出てくるサラサラした液体よりは多少は長持ちするようになります。

その反面、塗りにくく、しっかり塗り込む必要があるため、容器に専用のスポンジがついているものが多く、それで満遍なく擦り込む必要があります。

ただ、スプレーよりはだいぶ長持ちする感じで、しかもよく滑るので、とにかく簡単なものが良いという方には、個人的にはスプレータイプよりペーストタイプがおすすめ。

もっとも、専用スポンジで塗り込めば十分かといわれると、できればコルクでしっかりと塗り込みたいところではあります。

クリーナーセットタイプ

こういったセットもたくさんあります。

スキーやスノーボードのワクシングも、床のワックスがけと同じで、ソール面が汚れていて、汚れの上にワックスをつけても滑るとすぐに取れてしまいます。

したがって、簡易ワックスといえども、ワックスを塗り込む前にクリーナーで汚れを落とすことは重要です。

そこで、簡易ワックスにはクリーナーとセットの製品が多数売っているわけです。

これは合理的で、スプレータイプを使って超簡単に済ませる場合でも、事前の汚れ落としだけは必須です

スプレータイプなら、吹き付けてキッチンペーパーなどでふき取るだけです。

やや本格セット

簡易ワックスにも少し手が込んだものがあり、代表的なものが下記のガリウムのスプレーワックスセット。

これが簡易ワックスセットとしては決定版の気がします。

これは、スプレーワックスとクリーナーに加えて、

1.固形ワックス
2.コルク
3.ナイロンブラシ

の3つが足されています。

まず、固形ワックス。

スプレーやペーストタイプのいわゆる液状ワックスは塗りやすいですが、いきなりソール面に液体をくっつけるのには無理があって、どうしても持続性が低いです。

そこで、液体と固体の中間のような柔らかい固形ワックスをソール面に塗り込んでから、スプレーワックスをすると格段に持続性を向上させることが出来ます。

また、ワックスには、滑走性能の向上だけでなく、ソール面の保護という役目もあるのですが、スプレータイプのように滑っているうちに取れて終わりだとその効果がは期待できませんが、固形ワックスであれば直塗りでもある程度はソールの保護が期待できます。

もちろん、固形ワックスを使う場合には、ホットワックスのようにアイロンで溶かして塗り込むのがベストなわけですが、そこまでしないでも、固形ワックスというのは柔らかい石鹸のようなものですから、直塗りでもソール面に塗り込めます。

しかし、固形ワックスを擦るだと塗りムラが出来てしまうので、最初に固形ワックスを直塗りし、次にスプレーワックスを塗り込み、その後に、コルクで圧力をかけて(=摩擦熱を使って柔らかくしながら)ソール面に満遍なく刷り込むわけです。

そして、最後にナイロンブラシで満遍なく磨いてあげて完成という方法です。

それなりに工数はありますが、ホットワックスの面倒さを回避しながら、できる限り同様なことをしようとしていて、非常にデザインされていて、各種レビューで高評価なのもうなずける商品です。

ガリウムのジョーカー

これはちょっと異質な製品。

フッ素入りの固形ワックスを直塗りして、付属のフィニッシングマットで塗り込むというもの。

コンセプトは分かるのですが、固形を直塗りするなら多少面倒でもコルクでしっかり伸ばしたいところ。

また、コルクでしっかり伸ばすなら、普通のワックス(ガリウム白など)を直塗りした後に、スプレータイプを塗り、その後にコルクで伸ばす方が、手間は大して変わらない上に手厚いです。

コルクで伸ばすのが面倒なら、ペーストワックスを専用スポンジで塗り込むのが簡単でいい気がいます。

固形を塗り込むけど、マットで伸ばすだけというのがどうしても、中途半端に思えてしまう(愛用者の方ごめんなさい)。

終わりに

この記事では、スキーやスノボ用の簡易ワックスについて書いてみました。

正直、どこまで簡単に済ませるか次第なので、何がおすすめということはないのですが、ワックス前のクリーナーだけは使った方がよいと思います。

なお、本格的にワックス掛けたい人は是非ホットワックスを。

スキーやスノーボードのホットワックス入門

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