はじめに
今回の記事では、子連れファミリーにおすすめのゲレンデをいくつか紹介したいと思います。
私がスキー好きなのが知られているせいか、仕事の関係で話す小学生くらいの子供のいるママさんたちから、ファミリーで行くのにおすすめのスキー場はどこですかとよく聞かれます。
ネットで探すと、あれこれファイミリー向けゲレンデ情報も出てくるのですが、なんだか無節操に適当なスキー場が並んでるだけの情報も多かったりするので、自分なりの視点でファミリー向けゲレンデを紹介したいと思います。
なお、私は子供がいないので、自分が子連れで言った経験談ではなく、あれこれ行く中でファミリーにはこういうところがいいだろうなと思ったところを紹介していますのでその点はご注意を。細かい視点はないと思います。
なお、ファミリーこそ、JRの新幹線ツアーでスキーに行くのをお勧めします。
移動の大部分を新幹線で過ごすのは非常に快適で、しかも、通常の新幹線料金を考慮するとあり得ないくらいスキーツアーは安く設定されています。
選択のポイント
通常、ファミリー向けのゲレンデ紹介というと、キッズパークの有無や託児所の有無になってしまうのですが、私が、ファミリー向けゲレンデ選択に重要視するポイントは下記です。
ゲレンデが広い
これが一番重要だと思います。確かに、託児所やキッズパークの充実という点で、軽井沢プリンススキー場なんかはよくファミリー向けゲレンデとして紹介されていますが、私はそうは思わないです。あそこは混雑が激しい割にとにかくコースが狭いので危ないです。
子供は結構すぐに滑れるようになって一人でちょろちょろ滑り始めすから、狭いコースで後ろから冷や冷や見守るよりは、ゲレンデが広いところに行くのがおすすめです。
したがって、初級者コースが狭いゲレンデは除きます。
スキーヤー率が高い
スキーヤーよりボーダーの方が危険とか、マナーが悪いとかはただの偏見でそんなことはありません。
ただ、初心者集団が危ないのは間違いなく、特に、スクールに入らず数回やったことあるだけのグループ内の経験者が教えていて全然ゲレンデマナーを知らない集団などが一番危なく、そして若者にはスノーボードの方が人気ですから、そういった初心者集団は大抵スノーボードです。
長野の栂池や白馬五竜なんかは、広い緩斜面があって初心者にとっては非常に良いゲレンデなのですが、その分スノーボーダー天国でボーダー率がかなり高いですし、ハイシーズンは初心者集団で大混雑となります。
いくら広い緩斜面が充実していても、初心者ボーダーグループがたくさんいるゲレンデは、個人的にはファミリー向けだとは思いません。
したがって、スノーボーダー率が高いゲレンデは除いています(まあこの比率は非常に流動的ですが)。
バス移動が短い
私は子供のころから、バス酔いするし、バスに長時間乗ると考えるだけでトイレが近くなったり、大のバス嫌いです。そして、親御さんにとっても、子供を連れての長時間バス移動はあまりいいものじゃないと思います。
なので、バス移動の長い(1時間超)ゲレンデは除外しています。
おすすめその1:タングラムスキーサーカス
基礎情報
アクセス:北陸新幹線の飯山駅からバス40分
ボーダー率:40%
託児所:あり
キッズスクール:あり
キッズガーデン:あり
個人的見解
私が、個人的な知り合いに、ファミリー向けのおすすめゲレンデを聞かれて、真っ先にこたえるのがここです。
おそらく結構マイナーなゲレンデですが、まったくの初めてではなく、少しは滑れる子供のいるファミリーには一番おすすめです。
まず、タングラム斑尾東急リゾートという大きくて綺麗なホテルの前に広がるスキー場です。
ホテル前の初心者コースはいずれもかなり横に広いので、衝突等はあまり気にしなくて良いのがまず魅力。両端の林間コースもあまり混雑してるイメージはないです。
そして、ここは斑尾高原スキー場とつながっているのですが(共通リフト券を買えばどっちも滑れる)、斑尾高原の方に若者のボーダー集団が多い反面、タングラムの方はスキーヤー率、しかも地元のうまい人達が多いイメージで、子連れファミリーも多く、きれいにすみわけが出来ているように思います。
ホテルは東急が経営する日本のスキー場屈指の設備の充実したホテルで、しかもスキーヤー率高く、初心者コースが広い。これぞ、ファミリー向けゲレンデだと思います。
なお、上の方に行くと、中上級コースもしっかりありますし、それなりに大きいスキー場ですから大人もしっかり楽しめると思います。それに飽きたら共通リフト券を買って斑尾高原の方に連絡コース経由で行けばたっぷり遊べます。
もちろん、キッズスクールもキッズガーデン(子供専用ゲレンデ)もありますし、何より託児所があります。
交通の便は、北陸新幹線の飯山駅から40分くらいなので、そんなに長時間バスに乗らないです。
おすすめその2:ナスパスキーガーデン
基礎情報
アクセス:上越新幹線の越後湯沢駅からバス5分
ボーダー率:0%(スノボは全面滑走禁止)
託児所:なし(キッズルームはあり)
キッズスクール:あり
キッズガーデン:あり
個人的見解
ここは、完全にファミリー向けのスキー場です。
いまどき珍しいスノーボード全面滑走禁止のスキー場です。ホテルニューオオタニが運営しているスキー場で、日帰り客にも開放されていますが、ニューオオタニの宿泊客のためのスキー場といった感じのところです。
したがって若者グループが日帰りで来るようなところではなく、いる若者もカップルばかりです。
ゲレンデ自体は小さいので滑り応えはないスキー場ですが、各コースはそんなに狭くなく危なくないです。何よりも、混雑していないので安全です。
そもそもがファミリー向けのゲレンデですし、ニューオオタニ運営ですから、託児所等の整備は問題ないです。
最もいくつか注意点もあります。
まず、ここはニューオオタニの宿泊客のためのスキー場と言って過言ではありません。
日帰り客等にも開放されていますが、宿泊客でないとスキーセンターがおんぼろで不便だったり、基本的に送迎バスは宿泊客専用で、日帰り客は別の他のスキー場と共通の巡回バスに乗る必要があります(宿泊客用は駅前のロータリーに着ますが、3山共通バスは乗り場も変なところにある)。
また、ここは標高の低いところにあるので、雪不足になりやすく、シーズン次第ですが、シーズン序盤は要注意。一部のみ営業なんてときは滑走可能コースも一部土が見えていたり、全然楽しめない可能性があります。
小さいスキー場なので、滑りごたえはないですが、ニューオオタニに宿泊前提で、ファミリーで楽しむことが最優先なら非常に快適なスキー場だと思います。
おすすめその3:苗場スキー場
基礎情報
アクセス:上越新幹線の越後湯沢駅からバス40分(50分かかったこと一度もない)
ボーダー率:60%
託児所:あり
キッズスクール:あり
キッズガーデン:あり
個人的見解
人気ナンバー1のスキーリゾートというのもうなずけるスキー場で、初級者から上級者、ソロ特訓からファミリーまで、ありとあらゆる人を満足させてくれるスキー場です。
ここにないものはないです。迷ったらここに行けば間違いなしです。
1月下旬から2月のハイシーズンは修学旅行生も多く(あと最近は中国人の団体も多い)、初心者も多いですが、なんだかんだ言いながらうまい人が多いイメージです。
ボーダーよりもスキーヤー、それもうまい人が多いので、ゲレンデ全体として非常に落ち着いた雰囲気で、しかも、広いので、子連れでも安心して滑れると思います。
なお、かぐらの方に行くとボーダー率がぐっと上がります(非常に楽しいゲレンデですが)。
おわりに
個人的な見解に基づいて子連れファミリーにおすすめのスキー場をいくつか紹介してみました。
今は、託児所やキッズガーデンやキッズスクールを完備しているところは多いですから、そこだけチェックしてもあまり意味がない気がします。
それよりも、初心者コースが広めでかつ初心者ボーダー集団が少ないところ(なかなかない)を探すのが重要かと思います。
主観全開ですがお役に立てば幸いです。