はじめに
この記事では、スキー場のリフト券を安く買う方法について解説します。
JRのスキー・スノボツアーだと、リフト券は、1日分はパックに含まれるのが通常ですが、泊まりの場合などに、滞在期間中乗り放題のリフト券が付くのは稀ですから、少なくとも1日分はリフト券を買うことになるのが通常です。
そして、リフト券は定価で買うと5,000円位するのが通常です。
しかし、現地のリフト券売り場で定価で買わなくても、安く済ませる方法がいくつかありますので、紹介します。
旅館やホテルで割引券をもらう
私が知っている限りでは、妙高エリア(妙高高原・赤倉温泉)では、旅館やホテルのフロントでリフト券の割引券をくれます。白馬・上越は知る限りないですが、タングラムはあった気がします(ここら辺はホテル・旅館にもよると思います)。
したがって、朝旅館について着替えてゲレンデに向かう際に割引券をもらうようにしましょう(通常、こちらから聞かなくてもフロントで教えてくれます)
この割引券の特徴は、1日券ではなく、4時間券とか5時間券にも割引が適用される場合が多いことです。
出発日にしろ帰る日にしろ、往復の移動時間や風呂に入る時間を考慮すると、1日券は不要で、5時間券とかでも十分だったりします。特に赤倉温泉スキー場は、ホテルの割引券と使うと5時間券が2,800円で買えます。
リフト券の割引というのは1日券のみを対象としているのが通常で、割引後でも割高になる可能性もあるので、ホテル・旅館で割引券をもらえるかどうかは、直接電話したり、口コミを調べたりして、事前に調べた方が良いです。
コンビニで買う
この方法が一番汎用的で、ほぼすべてのスキー場のリフト券が500円から1,000円引きで買えます。
下記に紹介するように、他にも割引サイトはあるのですが、シーズン前の早割、シーズン終わりの春スキー割、特定スキー場限定の回数券を除くと、割引額はどれも似たり寄ったりで、これ以上安いのはほとんどないです。
回数券とかでなく単発で買う場合、あれこれ探しても、結局コンビニで買うのと同じなんてことは容易に想定されます。
正確に言うとJTBが出しているチケットなのですが、ローソンのLoppiやセブンイレブンのマルチコピー機、ファミリーマートのチケットマシンなど、ほぼすべてのコンビニで買えます(発行元はJTBで共通ですし、個人的な経験ではコンビニごとに差はほとんどなくほぼ気にする必要なしですが、時々特定のコンビニだけの変なチケットがあったりします。他では700円オフしかないのに、割引ない代わりに1000円の食事クーポン付着など。)。
もっとも、ほとんど全てのスキー場を網羅しているというのに、コンビニに行ってチケットマシンで買おうとすると、何故かエリア検索しかできず、長野県とか新潟県とかを指定すると、大量のスキー場が出てきて探すのが大変なので、あらかじめネットやコンビニに置いてあるパンフレットで該当するチケット番号をメモっておくのがお勧めです。
番号さえあれば、画面でJTBチケットを選んであとは番号を入力するだけです(なお、チケットマシンから出た伝票をレジにもっていって会計するのを忘れないように!、出てきた伝票を現地のリフト券売り場で見せても対応してもらえません。)。
このチケットの特徴は、単なる割引券だけでなく、リフト1日券+食事券1000円が1日券の値段で買えるといったチケットも多い点で、いろいろと選べます。
また、同じスキー場でも、東京近郊の1都3県のみのコンビニで買えるチケットなどもありますので、一番お得なものを見落とさないように注意が必要です。
他の割引サイトと異なり、会員登録や郵送の手間が不要という点で、一番簡単でお得な方法です。
Winter Plusの格安リフト券
リフト券の割引では一番有名なサイトです。
扱っているスキー場も様々で、チケットの内容も様々(食事クーポンやレンタルクーポン込みなど)なので、自分の欲しいものが見つかるかどうかを探さなくてはいけませんが、ピッタリなものが見つかると非常にお得にリフト券を買えます。
もっとも、いくつか注意が必要です。
まず、チケットは郵送となるので、送料が追加でかかりますし、週末に注文すると当日発送とならない場合があるなど、急いでいる時は注意が必要です。
また、割引価格に手数料が上乗せされる仕組みになっていて、非会員だと9%、会員(登録は無料)5%かかります。
なお、Winter Plusカードというクレジットカードを作るとこの手数料が0%になります。
初年度以降は5万円以上使わないと年会費が1,250円かかりますが、シーズン前のスキーのチューンナップが5800円(通常1万円)で受けられる等、ウィンタースポーツ好きにはいろいろと特典の多いカードです。
その他格安リフト券サイト
Winter Plus以外にもいくつかリフト券の安売りサイトはあります。
クーポンワールド
グループ旅行ならここが安い
公式サイト
冬スポショップ
公式サイト
SURF&SNOW
公式サイト
STA
公式サイト
株主優待券
スキー場を経営している会社が上場企業の場合、その会社の株を持つことで、株主優待券として、割引券をもらえることが出来ます。
投資額が最低でも10万円以上かかりますが、優待券を全部使う人にとっては、実質利回りはかなり良くなります(もちろん株価変動を除いて)。
代表的なのは下記の会社です。
日本スキー場開発
公式HP
証券コード:6040
基準日:7月31日
優待条件:100株以上保有
100株の投資額:約16万(2017年3月現在)
西武ホールディングス
公式HP
証券コード:9024
基準日:9月30日
3月31日基準日の分ではスキーリフト券が含まれない。
優待条件:300株
300株の投資額:約57万円(2017年3月現在)
なお、カブドットコム証券で信用取引口座を持っていると、クロス取引で数百円の手数料で株主優待をもらうことが出来ます。
株の売買と逆方向の信用取引を組み合わせることで、投資的には手数料がかかるだけの無意味な取引なのですが、基準日だけ株主になることが出来るので、ノーリスクで株主優待を手にすることができます。
詳細は、下記のサイト等をご参考下さい。
https://kabusyo.com/tokusyu/tada_kabcom.html
http://matsunosuke.jp/kabucom-cross-trade/
http://kabu.com/pdf/Eikpdf/service/shinyo_yutai.pdf
おわりに
リフト券を安く購入する方法をまとめてみました。
手段はたくさんあるのですが、コンビニで買う以上のメリットを受けることはまれなので、コンビニ決め打ちが一番コストパフォーマンスがよく、おすすめです。
お役に立てば幸いです。