Contents
はじめに
この記事のシリーズでは、JRの新幹線ツアーで行ける、スキー・スノボ初心者にお勧めのゲレンデを、この順番で行くと楽みながらレベルアップできるのではないかと思う順番で紹介していきます。
4番目にお勧めするのは長野県の菅平高原です。
ここはJRのパンフレットではものすごく地味な扱いをされていますが、スキー・スノボ合宿の聖地ともいえる有名なスキー場です。
滑り応え満点の巨大ゲレンデですが、大自然を堪能するスキー場というよりは、スキー・スノボの特訓場に近い雰囲気です。
基本情報
公式サイト
コース情報
アクセス
北陸新幹線の上田駅から路線バスで約55分。
北陸新幹線:東京―上田(90分)
上電バス:上田―スキー場(55分)(時刻表)
バスをどこで降りるかは宿もしくは滑り始めエリア次第
主要リフト券の値段
大人料金
1日券 4500件
なぜ初心者にお勧めか
ビッグゲレンデ入門
ここは、標高1000mを超える場所に広がる超ビッグゲレンデです。
ゲレンデの一部にダボスゲレンデなんていう恥ずかしい名前を付けていますが、スイスのダボスを彷彿させるという言い分も理解できるくらい、緩やかな山々に囲まれた広大な景色が目前に広がる、解放感たっぷりのスキー場です。
前回の記事では赤倉温泉スキー場を紹介しました。赤倉温泉に初めて行くと、スキー場は大きい方がいいなあ、なんて思ったりしますが、ここに来ると、赤倉温泉スキー場って小さいスキー場だったんだと思うかもしれません。
パインビーク、太郎、ダボスというネーミングセンスを疑うのが必至の3つのエリアからなり、いずれも独立したスキー場として経営できるレベルの広さです。
全体を滑り倒すには1日どころか2日あっても足りないのではないかと思うような巨大スキー場で、初級・中級・上級いずれも多数のコースがあります。
バリエーション豊かなコースを滑り倒して、ウィンタースポーツの楽しさを満喫できるスキー場です。
練習用コースがたくさんある
菅平高原というのはスキー部などのスキー合宿の聖地ともいわれ、実際にスクールがたくさんあることでも有名で、公式ホームページ上、スクールが16個もあります。
実際に行くとそれも納得で、広大な自然を生かした林間コースがあるとかではなく、広大な場所にバリエーション豊かな多数のコースを作ったスキー場です。
「初中級者の練習にぴったりのコース」なんて紹介がなされているコースがどこのスキー場にもありますが、そういうコースしかないようなスキー場です。
そして、初中級者向けコースにも、斜度が一定のコースもあれば、斜度が変化するようなコースもあり、とにかくバリエーション豊かなコースがそろっており、広大なスキー場を移動しながら滑っているだけで、確実にレベルアップすると思います。
また、特定のコースで繰り返し特訓するなんていう滑り方をしたい人には、必ずぴったりのコースが見つかると思います。
お手本が多い
菅平高原は、スキー合宿などで利用する学生等が多いため、スキーにしろスノボにしろうまい人が多いイメージがあります。
そして、これは先入観かもしませんが、ストイックに滑っている人が多い気がします(特にパインビークエリア)。
また、スクールが多いこともあって、ゲレンデのいたるところでスクールの先生を見ます。
つまり、初級者からすると、周りにお手本が多いですから、ここは滑っていて本当に勉強になるスキー場です。
安い
実はこれが一番大きいかもしれません。
JRツアーの中でも菅平高原はちょっと浮いていて、その知名度の割に非常に地味な扱いをされていて、しかも安いです。1泊2日リフト券付で2万円台前半(もちろん新幹線指定席代込み)からあります。
あまり詳しくない人は、JRパンフだけ見ると、さぞしょぼいスキー場なのかと誤解しかねない感じです。
しかし、これには理由があります。
ここにはきれいなリゾートホテルがほとんどないからです。どこも、修学旅行等にも対応するようないわゆるスキー宿しかありません。スキー・スノボが目的の人に、泊まる部屋と食事だけ提供するような宿が中心です。
しかし、どこも、風呂は大きかったり、広い更衣室と乾燥室を揃えていたりして、スキー・スノボ目的に限れば充実した施設を安く利用することが出来ます。
きれいなリゾートホテルに泊まったり、良質な温泉に入ったり、大自然を満喫するスキー場に行ったり、シーズン中にいろいろなところに行くと思いますが、たまには割り切って、費用を抑えた特訓合宿をするのもお勧めです。
短所
ロングコースがない
スキー場自体が巨大ですから、短いコースしかないということはありません。
しかし、ロングコースは林間コースしかなく、せっかく広大な場所にあるのだから、1000mを超える初中級者用のロングコースがあればもっといいのになと思います。
修学旅行生に遭遇しやすい
ここは、修学旅行等でも使われやすいスキー場です。
したがって、ハイシーズンには修学旅行的な団体と遭遇します。
修学旅行といっても経験者は勝手に滑っているだけですが、初心者のグループは団体でレッスンを受けていたりします。
その場合は、一斉にリフトが埋まったりするので、コースを変えて対応する必要が出てきます。
まあ、こういうのはお互い様ですから仕方がありませんし、また、スキー場が大きいので移動すれば回避は簡単です。
宿がきれいではない
お勧め理由で書いたことの逆です。
ここはJRツアーで安く利用できる代わりに、白馬のようにリゾートホテル的な宿(白馬ロイヤルホテルは微妙ですが)は用意されていません。
食事も、ハイシーズンの土曜日など、レストランで部屋ごとにテーブルが用意されているとかではなく、大きな広間にテーブルが並べてあって、そこに部屋割りはあるものの、学生さんの団体や家族連れなど、みんなで並んで食べることになったりします。
そして夕飯は焼き肉ですなんて言いながら、アルミの皿で薄い肉を焼くような感じです。
リゾート旅行というより、みんなで修学旅行しているような感じになります。
同伴者の中に、JRパンフの表紙から想像されるような、ロマンティックな旅行を期待している人がいる場合にはいかない方が無難だと思います。
終わりに
今回は、スキー・スノボの特訓場ともいえる菅平高原スノーパークを紹介しました。
ここは、広大な景観のなかで、レベルアップに励めます。
温泉目当ての、のんびりスキー・スノボ旅行も良いですが、たまにはスキルアップに専念する、特訓合宿をするのも良いかと思います。
そんな人にお勧めの菅平高原スノーパークでした。
関連記事
初心者にお勧めスキー場1:ガーラ湯沢
初心者にお勧めスキー場2:白馬五竜&Hakuba47
初心者にお勧めスキー場3:赤倉温泉
初心者にお勧めスキー場5:妙高杉ノ原